自民党の派閥パーティー収入不記載事件を受け、自民を離党した無所属の世耕弘成前自民参院幹事長が、次期衆院選で新しい和歌山2区から立候補する意向を固めた。10月5日にも支援者と協議する見通し。複数の関係者が明らかにした。 【写真】「世襲も含めて審判を」出馬会見で目立った低姿勢…二階俊博元幹事長の三男・伸康氏 同選挙区を巡っては、不記載事件で秘書の有罪が確定した二階俊博元幹事長=現和歌山3区=が不出馬を表明。自民は二階氏の三男・伸康氏を新たな和歌山2区の公認候補予定者と決めている。世耕氏のくら替えで保守分裂選挙となる公算だ。 旧安倍派(清和政策研究会)の参院側トップだった世耕氏は不記載事件を巡り、今年4月に座長だった塩谷立元文部科学相とともに離党勧告処分となった。世耕氏は離党届を提出し、受理された。 世耕氏は早大卒業後、NTTに入社。平成10年、伯父の世耕政隆氏の急逝に伴う参院和歌山選挙区補欠選