昨年度、学校が把握した小学生の暴力行為はおよそ8300件と、10年前の6倍に増えていることが分かりました。 文部科学省は、感情を言葉で伝える力の低下などが背景にあるとみています。 文部科学省が昨年度、全国の学校が把握した児童生徒の暴力行為の件数を調べたところ、小学校が8296件、中学校が3万8218件、高校が9323件の合わせておよそ5万6000件でした。 中学校と高校はここ数年、減少傾向ですが、小学校では前の年度に比べて1100件余り増加し、10年前に比べると6倍に増えています。 小学生の暴力行為の内容として最も多かったのが、「児童どうしの暴力」で5371件、次いで「器物損壊」が1725件、「教師に対する暴力」が1330件などとなっています。 これによって児童がけがをして医療機関で治療を受けたケースは826件、教師が治療を受けたケースは160件あったということです。 文部科学省は感情や考