増えているのはブラック企業の雇用か 3月30日に厚生労働省が発表した2月の有効求人倍率は1・58倍で、前月よりも0・01ポイント低い結果となりました(3月30日 朝日新聞)。これは5年5カ月ぶりの低下ですが、依然として高い倍率を保っています。安倍首相はアベノミクスによって有効求人倍率が上昇したということを事あるごとに強調していますが、しかし、増えているのがブラック企業の雇用であれば、とても誇れるものではありません。 ここでは弊誌4月号に掲載した、ブラック企業被害対策弁護団に所属する弁護士の明石順平氏のインタビューを紹介します。全文は4月号をご覧ください。 ブラックバイトを生み出すフランチャイズ制 ―― 安倍首相が最も強調している成果の一つが、有効求人倍率の上昇です。しかし、増えているのがブラック企業の雇用であれば、何の意味もありません。 明石 有効求人倍率と有効求人数はリーマンショックのあ
外国人の友達と靖国神社に参拝? 人気フォークデュオ・ゆずの新曲「ガイコクジンノトモダチ」(北川悠仁作詞・作曲。4月4日発売のアルバム『BIG YELL』に収録)の内容が政治的だとして話題になっている。 一部で炎上状態といっていいほど盛り上がっているが、本当に政治的に危険なものなのだろうか。 筆者は、政治と音楽の関係を長らく調べてきたので、どれどれと思い、さっそく歌詞を読んでみた。すると、うーんと唸ってしまった。 まずは、その内容を確認してみよう。 外国人の友達ができた。その友達は日本が好きで、「あなたは[日本の]どこが好きですか?」と訊いてくる。それにたいし「僕」は、自分が生まれ育った国に無知なことに気づき、少し戸惑ってしまう。 <なのに 知らないことばかりじゃないのか?> ここまでなら国際交流につきものの話だ。だが、歌詞はここから急展開する。 <なのに 国歌はこっそり唄わなくっちゃね>
学校法人加計学園の獣医学部新設をめぐり、愛媛県と今治市の職員が総理官邸で当時の柳瀬唯夫総理秘書官と面会した時の文書を、中村時広県知事が記者会見で、県の職員が報告のために記した備忘録だと認めた。そこには「首相案件」という文字列が記されている。知事は「職員が内容をいじる必然性は全くない」とまで言い切った。これはどう考えても、これまで安倍晋三総理大臣とその周辺が国会の答弁で語ってきたこととは大きく食い違う。 2015年4月2日に総理官邸を訪問した計4人から知事が聞き取り調査をして確認したという。17年1月20日まで愛媛に獣医学部を作る計画などあるとは知らなかったと答えていた安倍氏の案件なのだから、これは虚偽か、重大な誤りがあるということは明白になった。いや、これまでも、状況からして明白ではあったのだが。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く