なぜ、日本の長時間労働は無くならないのか？ | 勝部元気のラブフェミ論安倍晋三首相は8/28に開催された「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」のレセプションで、「女性の活躍を阻んでいるのは日本の長時間労働文化だ」と明言しました。女性活躍の分野に携わっている人々からすれば既に当たり前の事実ですが、家族観が保守的と言われる安倍首相の口からこの言葉が出たことは、かなり大きな進展ではないかと思われます。 実際、日本の労働者（非正規を除く）は世界でも最も長時間労働を強いられていると言われています。働き続けていたら男性女性も家事育児を行う余裕すらないわけです。それゆえ、男性が長時間労働をして女性が出産を機に一度退職してからパートで働くという性別役割分業を選択せざるを得ないケースも数多く見られます。 また、長時間労働は、女性の活躍を阻害するだけでなく、メンタルヘルスなどをはじめとする心身に悪い影響を及ぼすのは周知の事実。それゆえ至る所で日本の長時間労働は問題視されてき
