加えて、機体制御やセンシングなどリアルタイム性の要求される処理についてはロボット内部で、高い処理能力と判断が求められる一部の知能系処理(音声、画像、言語処理など)を外部(ロボットIT基盤)で行う「リモートブレイン構成」を採用することで、より高度なサービスの提供を可能としている。 外部システムとの連携が前提となるため、「監視カメラ情報を元に迷っている人を発見して、案内する」「商品DBを参照しながら売り場案内を行う」といったサービスが可能となるほか、複数ロボットのデータ共有機能も有しており、ロボットが情報を引き継ぎながら案内するといった利用も可能だ。なお、基本的にはロボット単体では機能せず、トラブルなどでネットワークから切り離された場合はフェイルセーフが働く。 店頭接客や案内などの業務をロボットにて行うという意味ではPepperが先行しているが、同社では「システムと一体のサービス提供」「広範囲
4月8日、都内で開催された「NEST2016」に、2013年11月にGoogleによって買収された東大発のロボットベンチャー「Schaft」の中西雄飛氏が登壇し、Schaftの新しいロボットを公開しました。 歩いて登場。驚くほどスムーズな歩行と安定性。 注目すべきは「脚に関節がない」という点。Schaftがこれまでに発表してきたロボットは大きく曲がった「膝」を持っていましたが、今回は関節を持たず、脚部分が胴体部分のサイドに付いています。その脚が上下に動き、歩行が行なわれています。 階段も昇ることができます。素晴らしいスピード感。胴体部分がほとんどブレていません。 60kgの重量を持っても歩行スピードが変わりません。 棒を踏ませてみても、バランスをとって倒れません。 家の中では、脚を胴体の後ろに持っていくことで、狭い場所でも通ることができます。 ロボット掃除機のアプリケーションを搭載すること
2035年、人間に残された仕事は何か GoogleとAmazonのロボット導入事例 第2部ライトニングトーク 加藤崇氏 2015年10月18日、都内でMIT(米マサチューセッツ工科大学)メディアラボと朝日新聞社の共催による「未来メディア塾2015」が開かれました。ロボット活用、グローバル社会、ゲノムデータ、地域創生の専門家4人による「第2部ライトニングトーク」に登壇した、加藤崇事務所代表、HiBot USA Inc. CEO加藤崇氏は「ロボットの活用、ロボットとの共生の考え方」をテーマに、日本で初めてGoogleからのバイアウトが発表された同社のプロジェクトを紹介。また、GoogleやAmazonをはじめとする大企業がロボット事業への参入を進めている技術面・コスト面の進化、実際に製造現場に導入されているロボットの事例などを交えて、2035年の近い未来を見据えた「人間の仕事」について問題提起
熟練工が頼りだった航空機の工場で、ロボットが台頭している。三菱重工業は、航空機の胴体を作る工程に初めてロボットを導入、川崎重工業もエンジン工場の一部を自動化した。自動車の生産ではすでに主役のロボットも、航空機の生産ではまだ新入り。新興国需要による増産の後押しを受け、将来的には主役級に躍り出る可能性もある。 三菱重工がロボット化するのは、広島市の江波工場に新設する米ボーイングの次世代大型機「777X」の後部胴体の生産ライン。ボーイングは2017年に生産を始め、20年に初号機の納入を予定している。全日本空輸や独ルフトハンザなど多くの航空会社が導入を決めている。 ロボットは航空機の外側を覆う金属製パネルを運び、穴を開けてパネル同士をびょうでつなぎ合わせる。仕上がりの検査もする。生産ラインは16年ごろに完成する見通しで、鯨井洋一副社長は「かなりの省人化が図れる」と話す。 川崎重工業も、神戸市の西神
自動運転車で失業するのは運転手だけ、と思うのは甘い2015.05.12 19:0010,887 satomi 車が完全自動運転になる未来を考える上で一番心しておかなければならないこと、それは車がおそらく自分の車ではなくなるということです。 自走車の究極の役割りを突き詰めて考えた人はほぼみな、おなじ結論に達しています。未来の車は共有資源になるというんですね。少なくとも人口が密集する都市部では。 グーグルはそもそもの最初からこの未来図を思い描き、その実現に向け動いてました。共同創業者セルゲイ・ブリンはザ・ニューヨーカーのBurkhard Bilger記者にこう語っています。「外を見てごらん。駐車場をぐるっと歩いて、何車線もある道路を見るにつけ、今のこの輸送インフラの支配力には圧倒されるよ。土地にも大きな負担をかけている」 そんなグーグルが潰そうとしているのは、「所有者が運転者」という今のモデル
巨大な機械の腕が樹木を刈り取り、あっという間に丸太に変える。滑らかで力強い動きは、SF 映画「トランスフォーマー」のよう。インターネット上でそんな評判を得ているのが小松製作所(コマツ)グループの伐採機(ハーヴェスター)「Komatsu 931.1」だ。 このハーヴェスター。2009年に登場した Valmet 931 という製品がもとになっている。製造元は Komatsu Forest(コマツフォレスト)。同社が2011年に宣伝のため公開した動画は、何年にもわたって世界のあちこちで話題になり、日本でも時々、乗り物好きのブログなどが紹介してきた。 確かに重機につながったロボットの腕のようなアタッチメントが巧みに動くようすは、今見ても驚かされる。
ロンドンに拠点を置くMoley Roboticsが、世界初の自動調理キッチン「ロボットキッチン」を開発しました。現在のところ、ロボットキッチンが調理可能なものは「カニのビスク」だけなのですが、自動で一流シェフ並の逸品料理を調理してもらうことができるという究極のキッチンの姿をArs Technicaが公開しています。 The world’s first robotic kitchen prepares crab bisque for Ars Technica | Ars Technica http://arstechnica.com/gadgets/2015/04/the-worlds-first-robotic-kitchen-prepares-crab-bisque-for-ars-technica/ ロンドンに「世界初の自動調理キッチン」が存在する、ということでArs Technica
『ロボティクス・ビジネス・レビュー』による「世界のロボット会社50社(RBR50)」が発表された。このリストは、毎年更新され、今年で4回目。 選抜基準は、イノベーション、業績、潜在性などで、ロボット産業のエコシステムへ多面的な貢献をする企業が選ばれている。同誌の編集チームと諮問委員会がこの作業にあたっている。公開、非公開企業両方が対象だ。 国別に見ると、50社のうち日本企業は9社。アメリカの19社に次いで2番目に多い。3位はドイツの8社だ。 RBR50に選ばれた日本企業は、ファナック社、ホンダ・ロボティクス社、カワダ・ロボティクス社、コマツ社、日産自動車、パナソニック社、セイコー・エプソン社、ソフトバンク・ロボティクス社、ヤスカワ・モトマン(ヤスカワ・アメリカ)社である。 リストは、前年度から36%の入れ替わりが見られたという。それだけロボット業界が活発に動いているということだろう。 また
パナソニックは1月22日、初のロボット掃除機「RULO」(ルーロ)を3月20日に発売すると発表した。正三角形の各辺をふくらませた「ルーローの三角形」の形状を採用。部屋の隅や壁際もしっかり掃除できるという。オープン価格で、実売予想価格は10万円前後(税別)。 ルーローの三角形は、ドイツの機械工学者フランツ・ルーローが開発した定幅図形で、正方形に内接して回転できる特徴がある。ルーローの三角形状を採用したRULOは、ゴミのたまりやすい部屋の隅や壁際をしっかり掃除でき、回転時の径も変わらないため狭い場所でもスムーズに方向転換できるという。 赤外線センサーや超音波センサー、ジャイロセンサーで方向や走行距離を認識。部屋の隅や壁際を重点的に走行する「ラウンド走行」と部屋の内部を効率よく走行する「ランダム走行」を組み合わせた独自の走行制御を開発した。 ゴミの量に応じて自動運転制御する独自の「ハウスダスト発
「ロボットだから大丈夫だと思っていたのに、こんなに早く寿命が来るとは」。ソニーの犬型ロボット「AIBO(アイボ)」オーナーたちの多くに共通する思いだ。生産終了に続き、2014年3月に修理窓口も閉じて、ペット同様にかわいがってきたAIBOの飼い主は途方に暮れている。そんな中、シニア世代のエンジニア集団が救世主になりつつある。「要望がある以上、何とか頑張る。それがエンジニア魂」との思いが、短命で終わろうとしていたAIBOに新たな命を吹き込んでいる。(日野稚子) 「4足歩行型エンタテインメントロボットAIBO」は1999年6月、国内で3000台を受注販売したのを皮切りに、顔や形の違う5世代が発売され、日米欧で15万台以上を販売した。しかし、2006年3月に生産終了になると、部品保有期間が過ぎた14年3月、修理窓口「AIBOクリニック」を閉じた。 AIBOは箱から出して電源を入れても最初は何一
12月23 「これ何の役に立つんですか?」という質問への答え方 きたろーです。 「これ何の役に立つんですか?」という質問はなぜ生じるかのつづきです。具体的に上記質問への回答を考えていきましょう。 例示する作品がサークル内の物になるので少し内輪向けになります。 レベルというのは展示者に求められる技量です。レベル0:ヒネリ無し レベル0.1 普通に有用性を語る有用性がある展示なら楽ちんですね。 例えば 鉄琴を演奏するパンダ→客寄せになります! 部室人多いbot→ネットワークから部室の混雑度が分かります!効率的に部室を使用できます。 レベル0.2「何の役にも立ちません。」正直でgood!しかしこれだけでは会話が続きません。相手も折角話しかけてくれてるんですから,ただ「何の役にも立ちません」だけでは無くて話を広げましょう。 レベル1:自分の利益を語るレベル1以上には話を広げようという前提があります
コンピュータが全人類の知性を超える未来のある時点は、シンギュラリティ(Singularity、特異点、技術的特異点)と呼ばれている。アメリカの著名な発明家カーツワイルによればそれは2045年に到来するという。そして、そのような時点に発生する様々な問題は、ひっくるめて2045年問題と言われている[*1]。 シンギュラリティとはもともと数学や物理学で使われている用語である。物理学では、シンギュラリティは物理法則(一般相対性理論)が通用しない特異な点である[*2]。技術的特異点としてのシンギュラリティもそれと同様に、技術に関する予測が成り立たず、既存の経済法則も通用しなくなるような時点である。 人類の経済社会における進化のオメガ点、つまり終局であるシンギュラリティに至ると、全ての労働は、人工知能とそれを搭載したロボットが行うので、人間は労働から解放されることになる。すると「労働からの解放と言うが
部屋のゴミを自動で吸い込んでお掃除してくれるロボット「ルンバ600シリーズ」をベースに開発されたお掃除しないロボット「iRobot Create 2」の発売が開始されました。iRobot Create 2はルンバ600シリーズからお掃除機能を取り除き、ユーザー自身がプログラミングで動き・音・光り方などを設定可能な研究・教育・趣味向けのロボットプラットフォームです。 iRobot-Create 2 http://www.irobot.com/About-iRobot/STEM/Create-2.aspx iRobot Create 2がどのような製品かは下記のムービーから確認できます。 iRobot Create 2: An Updated, Hackable Roomba - YouTube これがiRobot Create 2。 iRobot Create 2の同梱品はバッテリー・充電用
人工知能。何十年も前からある言葉だ。国家プロジェクトとして研究されていた時期もあった。それでも完成しなかった。やはり人間の脳は複雑で、それをコンピューターで真似することなど不可能かもしれない。 人工知能。何十年も前からある言葉だ。国家プロジェクトとして研究されていた時期もあった。それでも完成しなかった。やはり人間の脳は複雑で、それをコンピューターで真似することなど不可能かもしれない。 「ところがブレークスルーが起こったんです」と東京大学の松尾豊准教授は熱く語る。 ▶2012年。人工知能研究に火がついた 2012年。人工知能の精度を競う国際的な大会で、カナダのトロント大学がぶっち切りの勝利を収めた。それも1つの大会だけではなく、3つ続けてだ。 「優勝したのは、画像認識、化合物の活性予測、音声認識など3つのコンペティション。まったく異なる領域にも関わらず、今までその分野を専門的に研究していた人
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