先週の続きで今週もRISC-Vの話をするつもりだったのだが、SC23がコロラド州デンバーで開催され、これにあわせてTOP500のリストも更新された。ということで長らく懸案になっていたAuroraがついにランクインしたため、急遽予定を変更してこちらを解説する。 AuroraはTop500のランキング2位 トップを維持したFrontierの半分の性能 Auroraは今年5月に行なわれたISC 23のタイミングでは、スパコン性能ランキングとなるTOP500にまだエントリーしなかったという話は連載723回で説明したとおりである。今回はきちんとエントリーされたので、分析の前にまずは結果から伝えよう。 そのAuroraであるが、ランキング2位である。下の画像はTop 4までの抜粋であるが、ラフに言ってトップを維持したFrontierの半分の性能しかない。それでもやはり今回新規にランクインしたマイクロソ
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。Twitter: @shiropen2 英バーミンガム大学に所属する研究者らが発表した論文「PMFault: Faulting and Bricking Server CPUs through Management Interfaces」は、サーバ用マザーボードに搭載する制御システムの欠陥を攻撃し、遠隔から必要以上の電圧を供給してCPUを破壊しコンピュータを無効にする脆弱性を指摘した研究報告である。 最近のサーバ用マザーボードにはCPUの他に、電源管理用の電圧レギュレーターなどの補助部品を搭載している。これらは、I2CベースのPMBusを介して、CPUおよび個別のベースボード管理コントローラ
こんにちは、カナダに来て1年弱ですが、いまだに"how are you?"にアイムファインセンキューと返してしまう全然英語が上達してない聖賢です。 インフラエンジニアならみんな大好きtopコマンド、おそらくビヨンドの中ではサーバ運用の中で最初に覚えるコマンドじゃないでしょうか。 実は結構奥が深いコマンドでいろんなことができるので、これまでドヤ顔で「こんなこともできるんやで」と上司の威厳、、、もとい先輩としての経験を後進に伝えていたのですが私も最近になって初めて知った超便利な使い方を紹介したいと思います。 ちょっと長いですがお付き合いください。 普通にtopコマンドを実行すると以下のような画面が表示されます 結構これだけでもサーバ運用には重要な情報が詰まっているのですが、topコマンドの見方などは他でも色々と紹介されていると思うので今回は割愛します 今回はこのtopコマンドの表示を最終的にこ
この記事は Rust Advent Calendar 2020 ならびに CyberAgent Developers Advent Calendar 25日目の記事です。 今年のはじめの頃になりますが、『CPUの創り方』という本に載っている TD4 という CPU を実装してみました。TD4 は「とりあえず動作するだけの4bit CPU」の略です。この本に載っている CPU エミュレータを実際に実装してみました。ただし、本書には GUI が載っていましたが、それは省略しました。 CPUの創りかた 作者:渡波 郁発売日: 2003/10/01メディア: 単行本(ソフトカバー) 「最近話題の RISC-V などの CPU エミュレータを作ってみたいものの、いきなり作るにはハードルが高い。何か簡単なもので素振りをして CPU の動作の仕組みをまずは知りたい」という方にはかなりオススメできる教材だ
[質問] 電気信号は「0」「1」の2つしか認識できないのに、どうしてCPUの命令セットや機械語、アセンブラ、C言語、HTMLなどの文字を認識させることができてのですか?どうしたらそんなことができるようになるのですか? [私のベストアンサー] CPUは「認識」なんかしていませんよ。 より原始的な自動機械であるオルゴール、あれは、音楽を認識しているわけでもなく、さらには「音」を認識しているわけでもなく、単に特定の位置に突起のある原盤(っていうのかな?)に板が引っかかって弾かれて音が出る、それだけの機械です。結果として音楽を奏でているわけですが、しかしそれは「演奏」とは言い難いのでは。 CPUも一緒。ある電気的なレベルの組み合わせが与えられたら決まった動作をすることになっている機械でしかないのです。決まった入力を与えると決まった結果が得られるとしても、機械は認識も理解もしていません。
パソコンの心臓部ともいえるプロセッサ(CPU)には、米Intel(インテル)社製のものが使われてきた。これに対して、スマートフォンやタブレットでは、そのほとんどが、英ARM (アーム) 社が設計したCPUを搭載している。スマートフォンやタブレットが、パソコンを遥かに凌ぐ勢いで販売されている昨今、ARMのCPUもそのシェアを拡大している。 しかし、一般にはARMという名前は知られていない。それは、ARM社は自社で半導体工場を持たないファブレス企業だからだ。彼らは、CPUを設計し、その設計情報を世界中の企業にライセンス提供している。それを購入した企業は、そこに自社独自の機能を付け加えて製造する。 Apple社は、iPhoneやiPadに、携帯電話として必要な通信機能やグラフィックス処理機能、AI(機械学習)機能などを独自に追加したプロセッサ(Aシリーズ)を使っているし、Qualcomm社もまた
English version 要約 dockerはデフォルトでセキュリティ機構(Spectre脆弱性の対策)を有効にします。この影響で、RubyやPythonのようなインタプリタは速度が劣化します。特にCPU律速なプログラムで顕著に遅くなります(実行時間が倍くらいになることがあります)。 現象 Rubyで1億回ループするコードを、直接ホスト上で実行する場合と、docker上で実行する場合で実行時間を比較してみます。 直接ホスト上で実行した場合: $ ruby -ve 't = Time.now; i=0;while i<100_000_000;i+=1;end; puts "#{ Time.now - t } sec"' ruby 2.7.1p83 (2020-03-31 revision a0c7c23c9c) [x86_64-linux] 1.321703922 sec docker
米Googleが独自のプロセッサを開発しており、来年のPixelシリーズに搭載する可能性があると、米Axiosが4月14日(現地時間)、この取り組みに詳しい情報筋の話として報じた。最終的にはChromebookでも独自プロセッサを採用するという。 このプロセッサはコードネーム「Whitechapel」の下、韓国Samsung Electronicsと協力して設計したという。Samsungの5nmテクノロジーで製造する計画。ちなみに米AppleのiPhone向け独自プロセッサAシリーズもSamsungが製造している。SamsungはGalaxyシリーズで独自プロセッサExynosを採用している。 Googleは既に機械学習向けプロセッサ「TPU」を独自開発した。Pixelシリーズにも機械学習および画像処理用の独自チップが搭載されている。 関連記事 Google、「Edge TPU」搭載のコイ
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