2020年で広島と長崎への原爆投下、そして終戦から75周年を迎えました。 日本でも戦争を経験していない世代が増え、当時の記憶が風化することを心配する声も少なくありません。そんな戦争の歴史を後世に伝えるため、戦争映画は世界中で制作されてきました。 この記事では数ある戦争映画のなかから、日本の視点で戦争を描いた映画を15本紹介します。 こうの史代の同名漫画を、『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督がアニメ映画化。第2次世界大戦下の広島・呉に嫁いだすずと、周囲の人々の日常を描いた作品です。 昭和19年、広島市内の港町から軍港都市・呉へと嫁いだ18歳の少女すず。彼女は家族のためにさまざまな工夫をこらし、日々を少しでも豊かにしようとしていました。しかし戦局は悪化するばかりで、海軍の拠点である呉は空襲の標的となり、広島市にも原爆が投下されてしまいます。 大切な人を失っても、前向きに生きようとする“