排気量600〜800ccのアッパーミドルクラスはヨーロッパにおける“スタンダード”カデゴリーであり、幅広いキャリアのライダーに支持されています。そしてライバルメーカーの参入も多く、激しいシェア争いが繰り広げられている重要なカデゴリーでもあります。近年はバイクを取り巻く環境が変化し、それに合わせるようにライダーの指向も進化しているといえるでしょう。そのなかで二輪市場における“スタンダード”カデゴリーに対する注目度は、年を追う毎に高まっているのです。 そこでこのクラスに対し、新しい価値を持った ヤマハらしいスポーツバイクが必要だと考えました。 それが『MT-09』の開発のスタートでした。