プログラマティック広告はビッグデータへの信頼を前提としているが、あるアドテク企業の元幹部は、他社サービスとの差別化を追求するあまり、データをいい加減に扱うベンダーが多く存在すると語る。今回の「告白」シリーズでは、その人物のインタビュー抜粋をお届けする。 プログラマティック広告はビッグデータへの信頼を前提としているが、あるアドテク企業の元幹部は、他社サービスとの差別化を追求するあまり、データをいい加減に扱うベンダーが多く存在すると語る。今回の「告白」シリーズでは、その人物のインタビュー抜粋をお届けする。 ――デジタル広告はどうしてそこまで崩壊したのだろうか? 消費財を扱う大手企業は、「消費者向けの販売価格を上げることはできないが、利益はもっと上げる必要がある。エージェンシーに払う料金をカットしたい」という。そうすると人材は雇えない。少人数で何もかもやらなくてはならないので、大量の作業はこなせ