大型センターハーフの先駆者であるフェライニ。そのサイズ感とスケールは、名将のもとで再び脚光を浴びている。 今季のプレミアリーグは、首位マンチェスター・シティを得失点差「1」でマンチェスター・ユナイテッドが追う展開で10月を迎えている。ポール・ポグバを9月前半に怪我で失っても、シティと共に開幕から負け知らずのまま首位争いを演じている。 ポグバは、中盤におけるエネルギーと攻撃センスの源。その代役を務めているのはマルアヌ・フェライニだ。フィジカルの塊のようなフェライニは、ネマニャ・マティッチとダブルボランチを組み、7節クリスタルパレス戦で2得点を挙げてマンオブザマッチに輝いた。試合中には得点者としてオールド・トラッフォードの観衆に名前を謳われ、試合後には勝利の立役者として拍手喝采で見送られた。 ラフプレーが目立ったモイーズ体制の「負の遺産」。 この一戦を経て、メディアでは「状況一変」と騒がれるこ