「僕」の知らない会話シリーズの最終回になります。シリーズ最初はこちら 今回は、漫画、小説とも、汚い話・汚い言葉に加え、外国人、同性愛に関する差別用語の使用、センシティブな発言、など色々と問題がある回になります。ご気分を害しそうな方は予めご遠慮願います。 漫画は前回分から載せます。 「呆れたぜ」マリオはハンドルから手を離し、絶句を示すジェスチャーをした。 「どこまで尽くす気だ。それでいてベンにゃ、何っにも言わねえくせしやがって」 マリオになじられても、ミカエルは別に平気だった。むしろ少し気分が良くなった。不思議なことに、このイタリア人相手には、どんな事でも割とあっさりさらけ出せるのだった。無論、十年来の付き合いから、マリオの口が見かけによらず岩のように堅いことを知っているからではある。彼の口が堅い証拠に、未だにベンは何も知らない。 ーーまあ、多分、全くのストレートではないことくらいは、気付か
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