「正しい」歴史への過剰な期待はかえって対立を招く――。日本史研究者の與那覇潤さんは、歴史に曖昧さと多様性を認めることの大切さを説く。日本と中国、韓国のあいだで、近現代の歴史認識が大きな政治問題になっていますが、本来、歴史学と政治には相いれない部分がある。実証的な歴史研究は様々な史料を使って史実を確定し、厳密な形で歴史の空白を埋めていく。一方、政治とはおのおのの事情に即して解釈できる部分、例えば
被爆者7団体の代表は6日、他国を守るために自衛隊が海外で戦う集団的自衛権の行使は認められると閣議で決めた安倍晋三首相に対し、閣議決定を撤回するよう申し入れた。安倍首相は「目的は国民の命と暮らしを守るためだ」と述べ、理解を求めた。 平和記念式典後に広島市内のホテルであった「被爆者代表から要望を聞く会」で申し入れた。政府側は安倍首相のほか、岸田文雄外相や田村憲久厚生労働相らが出席した。 7団体は首相に出した要望書の冒頭で「政府は憲法の精神を消し去ろうとしている」と非難。7団体の代表が意見を述べる場では、広島被爆者団体連絡会議の吉岡幸雄事務局長(85)が「69年間、1人の戦死者も出していないのに、殺し殺され、戦争の出来る国にするものだ。失われるものがあまりに大きい」と語った。安倍首相は「戦争をする国になるという考えはない」としたうえで、「丁寧に国民の理解を得られるよう説明したい」と答えた。 要望
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