マックス・ウェーバーがブームになりそうな今日この頃。 職業としての政治/職業としての学問 (日経BPクラシックス) 作者: マックス・ウェーバー,中山元出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2009/02/19メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 130回この商品を含むブログ (25件) を見る 以下、中山元訳『職業としての政治』の10〜11ページより引用する。太字は、本では傍点が付されている。 現代の国家を社会学的に定義しようとするならば[その活動の内容ではなく]、すべての政治団体が所有しているある特殊な手段によるしかないのです。その特殊な手段とは、物理的な暴力なのです。かつてトロツキーはブレストリトフスクにおいて、「すべての国家は暴力を根拠としている」と喝破したのですが、これは名言です*1。もしも暴力を手段として利用することがまったく知られていない社会が形成されていたら、その場