<絶望は簡単には癒やされない。なくならない米軍基地を前に正気でいられるのは、少女たちを調査し支援するという自分なりの実践があるから> 沖縄復帰50年目の朝は早起き。 なにが変わったのだろう、いや、なにもかわらないと、軍事を強化させられたこの50年のことをじっとり考えます。 「おにわ」で自分たちができることを重ねることができるから正気でいられるのですが、それもやっぱりぎりぎりだなぁと思います。 朝から暗い気持ちで、おにわに出勤しました。 ――「お庭日記」2022年5月15日 復帰50年に当たり、一番考えたことはやっぱり「基地がなくならない」ってことです。記念式典でも基地の縮小、返還に向けて進めていくみたいな話をしていたけど、要らないところをちょっぴり返しているのをすごく大げさに言っている。 政治家たちがスローガン的な言葉を言えば、それを新聞が書き、内実が伴わない言葉ばかりがあふれている。米軍