6年前に廃止された高千穂線の駅や線路を活用した鉄道公園を管理・運営する高千穂あまてらす鉄道は、新幹線車両をモチーフにした新型スーパーカート「ハヤタケル号」を導入。9月から遊具鉄道での運行を開始した。 「ハヤタケル号」は、これまで運行してきた「天空号」「雲海号」と同様、軽トラックを改造したスーパーカートで、10人乗り。当初は夏休み中にデビューさせる予定だったが、車輪などの細かいチェックが予想よりかかり、9月からとなった。旧高千穂駅~高千穂橋りょう間の片道約3kmを、「天空号」との連結で運行している。 高千穂線は、延岡(宮崎県延岡市)~高千穂(高千穂町)間50.0kmを結んでいた鉄道路線。1935年から1972年にかけて国鉄線として開業し、さらに高千穂~高森(熊本県高森町)間23.0kmの延伸工事も行われた。しかし、国鉄の経営悪化を受けて延伸工事は中止され、開業区間もJR九州を経て第三セクター