宮城県女川町とJR東日本仙台支社は8日、東日本大震災で被災し休止中の石巻線浦宿-女川間の運行を来年3月21日に再開、併せて駅周辺の復興を宣言する「まちびらき」を行うと発表した。石巻線は、県内で被災したJR在来線で初めて全線復旧する。 石巻線(小牛田-女川、44.9キロ)のうち、浦宿-女川間は延長2.3キロ。女川駅は震災前より約200メートル内陸で、7メートルかさ上げした場所に移設される。列車の運行本数やダイヤは未定。 駅舎は町営「女川温泉ゆぽっぽ」と併設され、町が建設を進めている。鉄骨3階で延べ床面積約900平方メートル。1階が駅、2階が浴場で、3階は展望フロアを設ける。ゆぽっぽは3月22日にオープンする。 周辺は駅前広場や女川港にかけて延びるプロムナード、民間テナント商店街、水産業体験館「あがいんステーション」なども順次整備される。 記者会見した須田善明町長は「一帯は町内初の本格