ヨーロッパに残った最後の原生林、保護のため伐採へ2016.04.06 09:008,803 渡邊徹則 仕方ないとしても、やっぱりちょっと残念…。 ポーランドとベラルーシの国境にまたがって広がる、ビャウォヴィエジャの森。ここは、現在ヨーロッパにある森林の中で、唯一人間の手が加えらていない原生林です。 ポーランドの環境省は先日、今後10年間で、ビャウォヴィエジャの森の18万立方メートルほどを伐採する計画を発表。これにより、人の手が入っていない原生林が、ヨーロッパから消滅することになります。 ビャウォヴィエジャの森が知名度を得たのは、ジャーナリストであるAlan Weisman氏によって記された「The World Without Us」という書物。彼はこの森を表現して、「子供の頃、グリム童話を読み聞かせられたときに想像したような、霧深い、ある種気味の悪い森。ここでは、およそ45mものトネリコと