埼玉県には、東京の都心からアクセスしやすく、歴史情緒あふれる町並みや四季折々の自然を気軽に楽しめる観光地がある。 例えば秩父。長瀞の宝登山神社と並び、秩父神社、三峯神社がパワースポットとしてよく挙げられる。鎌倉時代から続く秩父三十四所観音霊場に加えて、現代では「あの花」で親しまれる『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』をはじめ、アニメの“聖地巡礼”の地でもある。また、季節の花やグルメ・酒といったさまざまな切り口がある。 東上線を観光利用に 埼玉県は、秩父に長瀞と川越を合わせた3つのエリアを周遊する観光ルートを売り込んでいる。その名も「SAITAMAプラチナルート」。新型コロナウイルスの感染拡大前に外国人観光客の呼び込みを狙って打ち出したが、日本人にとっても近場のお出かけに十分活用できそうだ。 プラチナルートを巡るにあたって重要な役割を担うのが、池袋から川越を通り埼玉西部へ延びる東武東
![東武と秩父鉄道、東上線を「観光路線化」する狙い](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3f151a7936ab2c1e29a4feecb603efa50aa49ef5/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftk.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F6%2Ff%2F1200w%2Fimg_6f10d1a2ff9d0c3dfa329da15e09c131219411.jpg)