中国政府系のシンクタンク、中国国際問題研究所の曲星所長は10日の記者会見で、中国が自らの歴史で自由な討論を許さず、日本の歴史認識を問えるのかとの質問に対して、数千万人が餓死した毛沢東主席による大増産政策「大躍進」運動などは「内政問題だが、中日間の問題は国家侵略の問題だ」と反論した。 民主化運動を武力弾圧した1989年の天安門事件や文化大革命でも「中国国内で討論がないというわけではない」と主張した。 中国は文革に対する客観的な評価や報道を厳しく制限しており、過去を知らない若い世代による毛沢東の“神格化”が進んでいる。 天安門事件でも報道やネット掲載を厳重に禁止し、いまだに議論することもタブーになっている。曲氏は北京駐在の外国人記者を集めた会見で約1時間半、安倍晋三首相の靖国神社参拝を批判した。(共同)
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