金山健三・市消防局危機管理部長は20日午後、記者団に対し、「避難勧告というのは人的被害を回避するため、災害が起きる前に出し、安全な場所に避難してもらうのが本来の目的。今回は(雨量の)分析を誤り、勧告を出すのが遅かったことは間違いない」とミスを認めた。 市は、災害発生の直前にメールや防災無線で住民らに注意を喚起していたが、金山部長は「勧告だったら違う結果もあったかもしれないという悔いはある」と述べた。 松井一実市長も「(勧告が早く)出ていれば、住民が安全なところへ行けた可能性がある。判断の最終的な責任は私にある」と苦渋の表情で語った。