ポイント キイロショウジョウバエを用いた研究から、ステロイドホルモンであるエクジステロイド(脱皮ホルモン)生合成器官での遺伝子の発現調節に重要な役割を担う新規タンパク質を発見しました。 ステロイドホルモン生合成に関わる1つの遺伝子のみの発現調節を担う転写因子の発見は、無脊椎動物で初めての事例です。 動物のステロイドホルモン生合成メカニズムとその進化について新知見を与えると共に、昆虫のみに作用する農薬の開発ターゲットとなることが期待されます。 国立大学法人 筑波大学 生命環境系の丹羽 隆介 准教授、同生命領域学際研究センターの深水 昭吉 教授と廣田 恵子 助教、島田 裕子 研究員、同生命環境科学研究科の大学院生の小村(加和) 達也と山内 理恵子、国立研究開発法人 農業生物資源研究所の篠田 徹郎 ユニット長らは、キイロショウジョウバエを用いて、昆虫の発育に必要なステロイドホルモン注1)の生合成
平成25年1月15日 東京都千代田区四番町5番地3 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報課) URL https://www.jst.go.jp JST(理事長 中村 道治)は、平成25年1月15日(火)、『ReaD&Researchmap(リードアンドリサーチマップ)』注1)と文部科学省が運営する『府省共通研究開発管理システム(e-Rad)』注2)の連携を開始します。 ReaD&Researchmapは、日本最大級の研究者総覧で、約22万人の研究者情報(個人情報や業績情報など)が登録されています。履歴書の作成支援、研究ブログ発信など研究者自身のための機能と、先行技術調査、共同研究相手を探すなど第三者のための研究開発支援機能を備えた新世代研究基盤です。 e-Radは、研究者が研究活動を行うための一連の作業(応募から成果報告まで)を管理するオンラインシステムで、
ポイント 微生物は金属微粒子を「電線」にして電子を流し、お互いに助け合っている 導電性酸化鉄の添加で共生的代謝(酸化還元)が10倍以上促進することを発見 微生物燃料電池やバイオガスプロセスの高効率化に期待 JST 課題達成型基礎研究の一環として、JST 戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「橋本光エネルギー変換システムプロジェクト」(研究総括:橋本 和仁)の加藤 創一郎 研究員(現 産業技術総合研究所 研究員)と渡邉 一哉 グループリーダー(現 東京薬科大学 教授)は、微生物が導電性金属粒子を通して細胞間に電気を流し、共生的エネルギー代謝を行うことを発見しました。 本プロジェクトでは、クリーンエネルギー分野において期待される微生物燃料電池注1)の研究開発を行ってきました。微生物燃料電池はバイオマスから電気エネルギーを生産するプロセスとして、また省エネ型廃水処理プロセスとして有望であり、
平成18年1月30日 東京都千代田区四番町5-3 科学技術振興機構(JST) 電話(03)5214-8404(総務部広報室) URL https://www.jst.go.jp JST(理事長:沖村憲樹)の研究チームは、ヒトの耳垢型がABCC11遺伝子の1つの塩基変化によって決定されていることを世界で初めて発見しました。 ヒトの耳垢型は、湿型と乾型があることが知られており、乾型は、特に日本を含む東北アジア地方で、湿型よりも頻度が多く、日本では70~80%が乾型であることが知られていました。乾型耳垢は、北アメリカ、南アメリカの先住民族にも認められていて、過去に民族が広がっていったことを示す証拠の一つと思われています。ヨーロッパ人、アフリカ人では、ほとんどが湿型で、ヒトは、もともと湿型の耳垢であったろうと思われます。また、耳垢型は、湿型が乾型に対して優性*1で、最も認知しやすく、最も単純な遺伝
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