オリンパスは14日の決算修正で財務基盤が大きくき損していることが明らかになり、資本増強策が経営の優先課題として浮上。同社はSMBC日興証券などを財務アドバイザーに選定し、他社との資本・業務提携も視野に入れた具体的な検討に入った。 圧倒的な競争力と市場シェアを持つ同社の内視鏡事業には、国内外の企業が関心を寄せているが、医療産業ビジネスに本格参入を目指すソニー<6758.T>やパナソニック<6752.T>、富士フイルムホールディングス<4901.T>の三つ巴の争いになるとの見方が出ている。一方で、増資が本当に必要なのか疑問視する声もある。