[東京 12日 ロイター] 日経平均株価1万円回復の動きは、銀行にも恩恵をもたらしそうだ。大手行は、保有株式リスク削減のために持ち合い株の売却を進めているが、株価の低迷は損失計上に直結。株価が低迷した11年度下期以降、売却が足踏み状態の銀行もあったため、「株価が上がれば売りやすくなる」(大手行幹部)。売却益が多額になる可能性が出ており、「業績上方修正期待が高まる」(外資系の銀行アナリスト)との声も聞かれる。 大手行の政策保有株削減の動きは遅れ気味だ。みずほフィナンシャルグループ<8411.T>は2010年に発表した中期経営計画で、2013年3月期までに1兆円の持ち合い株式の解消を打ち出したが、昨年12月までに売り切ったのは1700億円。4―9月期は200億円を売却したものの、9月以降はほぼゼロだ。
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