波乱の一日を乗り切り、満面の笑みで記者会見に臨む菅直人首相 =2日午後、首相官邸(酒巻俊介撮影)(写真:産経新聞) 究極の延命策だった。 2日正午すぎ、衆院講堂で開かれた民主党代議士会。くしくも1年前の同じ日、鳩山由紀夫前首相が辞任表明した同じ舞台で、菅直人首相は顔を紅潮させながらマイクを握った。 [フォト]有権者「卑怯」「被災地バカに」「単なる延命」 「この大震災の取り組みに一定のめどがついた段階で、私がやるべき一定の役割が果たせた段階で若い世代にいろいろな責任を引き継いでいきたい…」 シンと静まりかえる会場。「私にはまだ松山のお遍路を続けるという約束も残っている」。平成16年に民主党代表を辞任後に頭を丸めて始めた四国八十八カ所の霊場巡りの再開まで持ち出したことは「重大決意」を強く印象付けた。 2日朝まで内閣不信任案が可決される公算が大きかった。戦後5回目の不名誉が目前に迫り、
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