今では多くの人が椅子に腰かけて仕事をしているが、6時間以上座り続けると血管の機能が非常に悪化するという、少し意外な研究結果が発表された。 動脈の流れが低下、血管の機能も阻害 この調査を行ったのはミズーリ大学医学部の研究者たち。彼らは11人の健康な若い男性に長時間座ってもらい、実験前と後との血管の機能を比較。 その結果6時間座った場合、膝の裏側を通る動脈の血流がかなり低下していることが明らかとなる。 調査に携わったJaume Padilla博士は報告の中で「血流量が減ると動脈の内壁と血液との摩擦が減ります。すると動脈の膨らもうとする能力が阻害されます。この膨張することが血管の健康を示す印となるのです」と語っている。 10分間歩くと血液の流れが改善 血の流れが悪くなれば、当然心臓や脳の血管にも影響を及ぼすことになる。血がどろどろになるだけで血管が詰まり、心筋梗塞や脳溢血のリスクが高まるとも言わ
