中国はかつてテクノロジー新興企業への投資で米シリコンバレーと一、二を争っていたが、今ではベンチャーキャピタル(VC)投資の世界的な落ち込みの中心となっている。 調査会社プレキンのデータによると、中国で1-4月に合意に至ったVC案件の規模は247億ドル(約3兆1600億円)と、前年同期比で44%減少。減少ペースは米国の約2倍で、世界全体の4倍に近い。 テクノロジー部門ではここ10年余りにわたってバリュエーション上昇が続いていたが、今年はアマゾン・ドット・コムやテスラなどの優良企業でさえ株価が低迷し、ベンチャー投資家はリスクの高い取引から手を引いている。 シリコンバレーのVC、セコイア・キャピタルは先週のポートフォリオ企業向けプレゼンテーションで創業者や経営トップに対し、良い時代は終わり、資本へのアクセスが厳しく制限される新たな時代に備える必要があると警告。「金利は上昇しつつあり、マネーはもは