昨季は108試合に出場、DeNAの正捕手を務めた鶴岡一成。DeNA退団の挨拶後に、涙を浮かべて新たな決意を語っていた。 昨年の秋に落胆した虎党の姿が甦ってきそうである。 今では、大阪の街で知る人ぞ知る存在となった大阪桐蔭の西谷浩一監督は、昨秋のドラフト以降、虎党からこんな声をかけられるようになったという。 「カントクゥ、なんで阪神は森友哉(大阪桐蔭→西武)を指名せーへんかったんや」 プロからの指名を待つ側からすれば、そんなことをいわれてもどうしようもないのだが、それほど阪神ファンにとっては、タテジマに袖を通す森を見たかったのだ。いや、藤浪晋太郎-森の大阪桐蔭バッテリーを見たかった。ややもすると、関西の野球ファンの総意でもあるだろう。 昨秋のドラフトで、阪神が森を指名しなかったことは、虎党の中ではクッキリ印象に残っている。 その阪神が、このほどFAでDeNAに移籍した久保康友の人的補償として