サッカーにおいて、強靭なフィジカルのぶつかり合いは魅力の1つだが、その接触もフェアであってこそ。公正でレベルの高いジャッジを期待したい。 JFAハウス9階の大会議室。スクリーンに映し出された試合の映像を見ながら、30人弱の報道関係者が審判として解答用紙の選択肢に「○」を付けていく。 昨シーズンのJリーグから抽出されたシーンが、全部で20。いずれもジャッジがひと筋縄ではいかないものばかり。 選択肢は1問につき7つ。そのシーンのプレーが「ノーファウル」なのか、「黄色の反則」、「赤の反則」、「黄色の反則+イエローカード」、「赤の反則+イエローカード」、「黄色の反則+レッドカード」、「赤の反則+レッドカード」のどれなのかを判定していく(黄色や赤はユニホームの色なので、白、紫、青など設問ごとに変わる)。 イエローカードかレッドカードかで迷うのはやさしいほうで、難しいものだと、攻撃側と守備側のどちらの