ホンジュラス戦、オーストラリア戦と、2連勝で2014シーズンを締め括った日本代表。 その立役者となり、攻守に利いていたのがインサイドハーフの遠藤保仁とアンカーの長谷部誠だった。 南アフリカW杯で岡田武史監督が採用したことがあるが、ほとんど4-3-3でしか存在しないインサイドハーフとアンカーは、日本ではなじみが薄いポジションである。 アギーレ監督は就任当初より4-3-3を採用すると公言していた。ところが4試合戦って1勝2敗1分けと、結果もさることながら中盤があまり機能しない、という問題を抱えていた。それはアンカーとインサイドハーフの役割を、それぞれの選手が十分に消化できていなかったことが大きい。 その「役割」のあるべき姿を、長谷部誠と遠藤保仁が見せてくれた。 岡田ジャパンでの阿部勇樹とは、仕事が全く違う。 では、アンカーはどんなプレーが求められるのだろうか。 「南アW杯の時のアンカーとは役割