「SORA―Q(ソラキュー)」の変形前(左)と変形後(右)(JAXA/タカラトミー/ソニーグループ(株)/同志社大学提供) 世界で5カ国目となる月面着陸に成功した日本の小型実証機「スリム(SLIM)」から着陸直前に分離された超小型変形ロボット「SORA―Q(ソラキュー)」は正常に作動し、スリムが頭からひっくり返るように月面に接地している様子などを撮影した。 タカラトミーなどが開発した「SORA―Q」は直径約8センチ、重さ約250グラムの球体で、野球ボールほどの大きさ。生き物の動きから着想を得たおもちゃ企業ならではの技術が詰まっており、月で撮影した写真を地球に送り届ける。 「SORA―Q(ソラキュー)」と野球ボール(左)の比較(JAXA/タカラトミー/ソニーグループ(株)/同志社大学提供)月面で球体が左右に開いて変形。外殻を両輪のように回転させて走行する。前後2台のカメラで、走行中の周辺環境