React をまだ触ったことがなくて、「Hello, World」的なところからの解説を期待されている方はちょっと待った。 原著は「Developing a React Edge」で、決して入門的なタイトルではない。というので、このタイトルはミスリード ただし、内容の方は悪くない。翻訳も現役のフロントエンドエンジニアが担当されてるようで、こなれている。 総じて言えば、本著はチュートリアルなどで React に触れて「なんとなくは分かった」という開発者がターゲット。「なんとなく分かった」というところから、ひとまず実務で使えるレベルにまで知識を補強する。そういう本です。 Hello, World 的なコードは出てこないし、TODO リストアプリケーションを作りながら各機能の使い方を覚える、みたいな内容もない。 一方、例えば、こんなことが書かれてる ・React は既存の類似ライブラリに比較して