SNLに出演したゴア元副大統領(左)。政治家が取り上げられる機会は少なくない=NBCテレビ提供、ダナ・エデルソン氏撮影 番組制作を語るローン・マイケルズ氏=ニューヨークのNBCテレビ、本田理氏撮影 政治家の急所を突くような物まねや、歯にきぬ着せぬ痛烈な風刺で歴史を誇る米国の人気コメディー番組「サタデーナイト・ライブ」(SNL)が今年、日本に進出する。お茶の間への浸透を狙って提携相手に選んだのは、お笑い界の「日本代表」といえる吉本興業。超大国の最高指導者にすらひるまない、米国流のきつい風刺は、はたして日本でも受けるか。 「あのSNLが、ついにオバマをたたく辛口のコントをやった」。SNLは2009年10月、番組冒頭の寸劇で、大統領の公約が何一つ成し遂げられていないと皮肉った。 番組は、08年の大統領選で対抗する共和党の女性副大統領候補だったペイリン前アラスカ州知事の「知性」をちゃかし続