2019年11月10日 「もうひとつの“五りん噺ばなし”に最後までドキドキさせられます」 古今亭志ん生の弟子・五りんは「オリンピック噺」を通してそれぞれの時代に生きる登場人物をつなぐキーパーソン。神木隆之介さんに初挑戦の落語やビートたけしさんとの共演についてうかがいました。 僕の演じる五りんは、昭和の大名人といわれた落語家・古今亭志ん生の弟子。でも、もともとは師匠の家にふらっと来て居座るだけの落語に興味のない役柄。なので、最初は落語をやらないものだと油断していたんです。第15回から徐々に落語パートが加わり、「あれ、おかしいぞ」と(笑)。しかし、実際にやってみると、いっぱいいっぱいでしたが、とにかく楽しむことを心がけて、お芝居ができました。半人前の五りんの高座をお客さんに聞いてもらうには、下手でも楽しいと思わせるものがないといけない。だから、かむことを恐れず、思いっきりやらせていただきました