この表は次のような基準、観点で編集した。 (1)選択のおよその基準としては、〔1〕人口の多いもの、佐久間英(えい)が、姓氏を人口の多いものから順位をつけたいわゆる佐久間ランキング(1968)のうち上位にあるもの、〔2〕順位にかかわらず、歴史上著名なものの一部、〔3〕姓氏の型に特徴のあるもの、などである。 (2)書き方は同じでも、読み方の違う姓氏は、異なる読みもできるだけ掲げた。 (3)読みは同じでも、書き方の違う姓氏で、同概念、同範疇(はんちゅう)と考えられるものは、異なる書き方をできるだけ示した。「通用」の表示はその意味である。 (4)姓氏を、氏姓(うじせい)(古代の氏からくるもの)・古姓・地名姓・屋号姓・職業姓・佳称姓・カバネ姓・曰(いわ)く姓(特別な曰くから生じた姓)・名代(なしろ)姓(古代の御名代)・部(べ)姓(古代の部民)など、いくつかの型に分類明示した。そのほか適宜、著名姓・古