地上波テレビが24日、東日本大震災の被害が大きかった東北3県を除く44都道府県でデジタル放送に完全移行した。1953年に始まったアナログ放送は同日正午で終了、58年の歴史に終止符を打った。総務省、NHK、民放連にはこの日14万件以上の問い合わせが殺到。準備が間に合わず、家電量販店や地方自治体の相談コーナーに駆け込んだ“地デジ難民”からは「デジタル化が国策なら国が全額負担すべきだ」などの苦情も出た。 「相撲が見られない!」「どうすればいいの?」。地デジ移行を知らなかった全国の高齢者などからの問い合わせが殺到した。NHK、民放各局のアナログ放送はこの日正午、青い背景に地デジ相談窓口の電話番号を表示した「お知らせ画面」に一斉に切り替わった。 直後から問い合わせが急増。総務省のコールセンターに24日午後6時まで約9万8000件の問い合わせが。NHKの各コールセンターと地域放送局には午後8時まで