2011年9月22日のブックマーク (1件)

  • SYNODOS JOURNAL : 【書評】タイラー・コーエン『大停滞』 片岡剛士

    2011/9/2213:44 【書評】タイラー・コーエン『大停滞』 片岡剛士 書は、電子書籍として刊行されたテキストが評判を呼び、紙ベースの書籍としても刊行されたTHE GREAT STAGNATIONの邦訳版です。海外のブログに馴染みのある方は、このをもとに、多くのブロガーが活発な議論を行っていたことを覚えておられるかもしれません。分量は少ないのですが、さまざまな点で「そういう見方もあるが違うのではないか?」という記述が満載で、刺激的なです。まえがきに書かれている、「『大停滞』が私たちの知性を豊かにする“容易に収穫できる果実”になっていればうれしい。」との言葉は正しいでしょう。 著者であるコーエンの視点では、1970年代以降の低成長傾向が2008年の世界金融危機を招いた一因であるとのことです。自分たちを金持ちだと勘違いした人びとは、たくさんおカネを借りても十分に返済可能だと考えて膨