●8月17日は、前日の天気予報では終日快晴と出ていたものの、明けてみると果たして、分厚い曇り空。「なあに、これも朝凪のうちで、間なしに晴れるだろう」とマリーナに到着してみると、まあ、見慣れた煙突までが先端を雲に隠してしまうほど。もはや霧といってよいくらい。 猛暑続きの中で珍しく、夜間に24℃くらいまで気温が急降下したせいでしょう。夏の涼しい朝、無風時に視程が急速に悪化するというのは、湾奥ではよくあることですが、出くわしたのは久しぶりとあって、そりゃもう、やる気の萎えることったらありません。 ●とはいえ、雨は降らなそうだし、風が出れば青空ものぞくであろうと、気を取り直して出港。空同様、心晴れぬ気持ちを抱えながら、まずは曙北運河へ。 イグアナクレーンが睥睨する、汐見運河との丁字流近く、越中島線の鈑桁橋をまずは一枚。ガスるほどの無風のおかげで、水面はぬめったように平らかですが、何分この薄暗さでは