15日から17日まで、英国の新聞や放送業界の編集幹部がメンバーとなる「ソサエティー・オブ・エディターズ」の会議(年次大会)に出ていた。今年のテーマは「ファイトバック:反撃する」だった。つまり、部数の下落や広告収入の減少で困っている業界で、ぐだぐだ悩むだけでなく、状況を変えるために能動的に動こう、というわけだ。 http://www.societyofeditors.co.uk/ 1年前と比べて、「ずい分雰囲気が変わったなあ」と思った。昨年は「困った、どうしよう」というオロオロ感、「もうだめだ」という悲壮感、「こんなにしてくれたお前が憎い」という敵対心(例えば無料でニュースを出すBBCなど)が充満していた。それが、今回は「反撃」である。実際にどうやって生き延びるかという道を、具体的に共有しよう、必要であれば自分自身が変わろう、どんな手法も禁じずにやってみよう・・・というアクティブな動きが一杯