昨年から今年にかけて、米国の信用スコアリングと確定申告領域の最大プレーヤーの間での相互参入が見られています。 最初に動きを見せたのは2017年1月の、Credit Karma社による確定申告サービスへの参入でした。 同社はユーザー60百万人超、累計で3.6億ドルを調達し、年間収益も5億ドルを上回ってきた、信用スコアリングの雄といえるプレーヤーです。2017年の申告シーズンから無償での確定申告サービスを開始し、2018年のシーズンに向けてはより細かなニーズにも応え、他社(Intuit、HRブロック社等)提供サービスからの乗換にも対応を進めています。2017年のシーズンでは100万人が同サービスを利用し、業界内では5-6番目の位置にいたとみられています。 その目的は、本体サービスでの顧客獲得にあるとみられています。信用情報の中でも大きな要因を占める所得のデータについては、様々な推定を行う方法が