政府は6日、同日午前8時5分ごろから、沖縄県・尖閣諸島魚釣島沖の日本領海外側の接続水域に、中国海警局所属の公船「海警」7隻が相次いで入ったと発表した。周辺では、中国漁船が約230隻という異例の規模で航行していた。外務省は「現場の緊張をさらに高める行為」として中国側に強く抗議した。 海上保安庁によると、公船4隻は機関砲のようなものを搭載していた。 外務省は、金杉憲治アジア大洋州局長が郭燕・在日中国大使館公使に電話して公船の接続水域からの退去を求め、「一方的な情勢のエスカレーションであり、受け入れられない」として強く抗議した。 現場周辺の接続水域ではほぼ連日中国公船が進入している。過去には1日13隻入ったこともあったが、最近は3隻程度で推移。外務省関係者は「中国側が公船の隻数を増やしたことを重くみた」としている。 一方、現場は日本の排他的経済…