大学での天体物理の観測が きっかけで光学分野に 聞き手:高島先生が光学分野に関心を持ち始められたのは,何がきっかけだったのでしょうか。 高島:光でいえば,幼少のころに押し入れの中で,懐中電灯で遊んでとても面白かったという記憶があります。当時,なぜ懐中電灯を物に照らすと光が真っすぐ進んでいくのかと疑問に思っていました。とはいえ,子どものころは誰でも一度は懐中電灯を使って遊んだ経験があるはずです。そう考えると,京都大学理学部で物理学を専攻し,天体物理の観測を学んだことが光学分野に関心を持ったきっかけになります。 そもそも大学で物理学を専攻したのは,高校時代に物理を担当されていた小菅俊夫先生との出会いでした。問いに対する答えではなく,その考え方を教えて下さる先生で,物理の授業は大変楽しく学ぶことができたことを覚えています。私が文系と理系の選択で迷っていた時は,先生から「高島君,物理はとても興味深
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