森友学園の「教育方針」について議論することは、教育とは何か、愛国心とは何かを考える良い機会になると語るメスメール氏 本連載コラムでも、たびたび取り上げている「森友学園問題」。 一般的な報道では政治家の便宜供与があったのか否かが主な焦点になっているが、外国人ジャーナリストたちは森友学園の「教育内容」こそ、もっと議論されるべき本質的な問題であると口を揃える。 「愛国心」が強いと言われる国のひとつ、フランスのジャーナリストはどう見ているのか? 「週プレ外国人記者クラブ」第74回は、「ル・モンド」紙の東京特派員、フィリップ・メスメール氏に話を聞いた――。 *** ─森友学園が運営する塚本幼稚園の特殊な教育方針を最初に海外で紹介したのはロイターだったと思いますが、その報道以前にこのような「戦前回帰」的な教育を行なう教育機関が日本にあることを知っていましたか? メスメール 知りませんでした。もちろん、