[ワシントン 20日 ロイター] 複数の米当局者はロイターの取材に対し、イラン革命防衛隊の精鋭組織「コッズ部隊」が海外での動きを活発化させており、駐米サウジアラビア大使の暗殺計画を超えるような攻撃を企てている可能性があると警戒感を示した。 米司法省は先週、駐米サウジ大使の暗殺計画に関与したとされるイラン人の男など2人を訴追したと発表。イラン側は事件への関与を否定しており、2国間の関係は一段と緊張感が高まっている。また、逮捕された容疑者の1人はコッズ部隊所属ともされており、これまで米国内では活動の見られなかった同部隊への警戒感が強まっている。 「彼らはますます攻撃的になっている。イラク国内だけでなく、世界中でだ」。匿名を条件に語った米当局者の1人はこう強調する。米当局者はこれまで、イラクやアフガニスタンでの駐留米軍への攻撃の背後にはコッズ部隊がいると非難してきた。 今回ロイターの取材に応じた