2000年1月の発表時には「世紀の合併」と騒がれたものの、昨年12月に幕を閉じた米メディア大手タイムワーナー(TW)と米ネット大手AOLの合併。インターネットに対する懐疑論も大きかった名門TW内部をまとめ上げ、合併のけん引役を務めたのが、当時の最高経営責任者(CEO)、ジェラルド・レビン氏だ。合併後に誕生した新会社「AOLタイムワーナー」のCEOにも就任したが、業績悪化の責任を問われ、1年を待た
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AOL Time Warner(現在のTime Warner)の元会長であるSteve Caseは、恐らく企業の歴史の中で最大の失敗といえるAmerica OnlineとTime Warnerとの合併に対する非難を甘受することを全く恥じてはいない。 両社の合併が発表されたのは、ちょうど5年前の今頃の時期だった。白髪交じりのCaseは、Computer History Museumで行われたイベントで、合併を促した要因や合併が失敗に終わった理由とされている点について、自身の率直な見解を述べた。非難の対象となるのは、株価下落によって、時価数十億ドルが消失したこと、できる以上のことを約束し続けた経営陣の非妥協的な姿勢、あるいは、不適切な時期に不適切な行動を取ったことであろう。 しかしCaseは、最初に非難されるべきは自分自身であると考えている。 Caseは同イベントで、「今にして思えば、恐らく私
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