愛知県の中部空港と中国の武漢を結ぶ直行便の運航が17日から始まり、中国で日本への観光需要が拡大するなか、東海北陸地方を訪れる観光客の増加につながると期待が寄せられています。 中部空港の出発ゲートでは17日、記念式典が開かれ、中国南方航空の呉国翔日本支社長が「名古屋と武漢はともに自動車産業が盛んであり、両都市のさらなる発展につなげたい」とあいさつしました。これに対し、愛知県の石原君雄副知事は「愛知県は日本随一の産業の街でもあり、今回の就航をきっかけに、より多くの人に訪れてもらいたい」と述べ、中国からの観光客の増加に期待を寄せました。 中国南方航空は、今回の新たな直行便に年間3万人の利用客を見込んでいるということです。これで中部空港と中国を結ぶ路線は週92便と去年に比べ11便増え、中部空港では、日本への観光需要が拡大している中国路線の誘致に引き続き取り組むことにしています。