イヤーモールド成形で、その人に最適なカスタムイヤーモニター「FitEar」を作ってくれる、須山補聴器のお話。前回はインタビュアーが耳型を採取されるという、まさかの展開で終わったが、今回はそのインタビューの続きと、完成した「FitEar MH334」(14万7000円)の使用感をお伝えしたい。 また、取材時には試作段階だった、ユニバーサル版MH334「FitEar TO GO! 334」(10万5000円)との比較もしてみた。FitEar MH334と同じ4ドライバー3ウェイ方式の構成ながら、通常のカナル型イヤホンと同様、イヤーチップを使った製品。耳型採取の必要がないため、一般の店頭で買ってすぐに使えるというもの。これも製品版をお借りして試用している。 まずは前回の耳型採取後のつづきから。 カスタムイヤーモニターが高いわけ ―― この後、どういう作業を経てイヤーモニターとして完成するんですか