眼球に装着したコンタクトレンズにテキストメッセージを映し出したり、実際の風景に仮想情報空間を重ねて表示したり――そんなサイエンスフィクション(SF)のアイテムが現実になるかもしれない。 フィンランドのAalto Universityと米国のUniversity of Washington, Seattleの研究者からなるグループは、ハンズフリーのリアルタイムディスプレイ機能を備えたコンタクトレンズの試作品を開発し、生体試験を実施したと発表した。 同研究グループは、試作したこのコンタクトレンズを生きたウサギの眼球に装着して動作させ、その安全性を確かめた。今のところこのコンタクトレンズのディスプレイは、わずか1画素しかない。しかし同グループは今回の成果によって、これを数百画素まで高められる可能性を実証できたと考えている。画素数がそのレベルまで高まれば、短い電子メールやテキストメッセージを眼球上
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