尊厳死をテーマに描き、ドイツで数々の賞に輝いた話題作『君がくれたグッドライフ(Tour de Force)』が、5月21日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町などで上映される。難病を発症し、余命を宣告された主人公とその仲間たちが世界で唯一尊厳死が認められているベルギーを目指して548kmの自転車旅に出る。愛し合う夫婦と仲間たちが繰り広げる美しい旅に、世界各国の国際映画祭で「どのように死ぬかではなく、どう生きるかを描いた映画」と絶賛されているロードムービーだ。 いのちと向き合う5日間の自転車旅 年に1度、自転車で旅に出る6人の仲間たち。持ち回りで行き先を決めるのだが、今年はハンネスとキキの夫婦の番だった。2人が決めた行先はベルギー。それを聞いた友人たちは、「チョコレート以外に何があるのか」とボヤく。だが、このハンネスの選択にはある深い理由があった。 映画『君がくれたグッドライフ』より