毎年、初競りで高値が話題となる大間産のマグロが東京の豊洲市場に向けて出発しました。 令和初の初競りに向けて青森県大間町では125キロのマグロ1本が水揚げされ、豊洲市場に向けて出発しました。また、先月29日に取れた275キロを最高に、年末に水揚げされた19本のマグロも出荷されました。 マグロ漁師：「暮れに大きいのが揚がって良かった。大間、全体に良い」 平成最後となった去年の初競りでは、重さ278キロの大間産のマグロが3億3360万円の史上最高値を付けたとあって、5日の初競りにも期待が高まっています。

今年初となる青森県大間産の本マグロの水揚げが４日、大間町の大間漁港であった。大間漁協からは十数隻が津軽海峡に出漁し、はえ縄漁船が１２５キロの大物を１本釣り上げた。 ５日は東京・豊洲市場などで初競りがある。 今年も日本一のマグロを出荷しようと、漁協の職員たちは昨年末に捕れた分も含め計２３本を大型トラックに積み込み、市場へと送り出した。この中で一番大きな「大間まぐろ」は２７５キロ。約３億３千万円の史上最高値を付けた昨年のものとほぼ同じ大きさだ。 今シーズンは夏場、脂ののりが…

岩手大農学部の山田美和准教授（３８）＝応用微生物学＝の研究室が、三陸産のコンブやワカメを原料とするバイオプラスチックの開発研究に力を入れている。石油由来のプラスチックによる環境汚染が深刻化する中、民間企業と共同で実用化を目指す。 研究室は約５年前にバイオプラスチックを合成する微生物の研究に着手した。コンブ、ワカメなど褐藻類に多く含まれる糖質を源としてバイオプラスチックを合成する細菌２種を発見。このうち大船渡湾で採取した細菌を使った技術で、昨年８月に特許も出願した。 分解されない石油系プラスチックは、環境や生態系への影響が懸念される。このため国内外の素材メーカーが、最終的に水と二酸化炭素になって自然に返るバイオプラスチックの開発競争を繰り広げている。 日本バイオプラスチック協会（東京）によると、国内のバイオプラスチック推計出荷量は分解されない素材も含めて年間３万９５００トン。全プラスチック出

塩釜市魚市場で４日、初売りがあり、前日に塩釜港に入港した漁船４隻から水揚げされたメバチマグロなど約６０トンが、さっそく今年の初競りに掛けられた。 競りに先立ち、市場関係者ら約７０人が鏡開きや乾杯をして、新年の活況を願った。明るく照らされた屋内の市場には、約３千本のメバチマグロやメカジキなどがずらりと並び、勢いのいいかけ声が飛んだ。６割が東京や名古屋などの県外、４割が県内で消費されるという。 昨年の同市場の水揚げ高は１万８７９６トン（前年比５％増）で、金額ベースでは９３億６千万円（同４％減）だった。名物のマグロはえ縄漁は、「秋口からの高値」（魚市場管理事務所）の影響で５２２７トン（同１１％増）、４４億６千万円（同６％増）だった。 管理事務所の古谷勝弘所長（５０）によると、クロマグロの漁獲制限や温暖化の影響で水揚げ高の減少が見込まれるという。「販路の拡大やカツオやサバの水揚げ増をめざしたい」と

那覇市港町の泊魚市場で4日早朝、2020年初競りが開かれた。セリ人の威勢のいい声と落札を告げる笛が次々と飛び交い、市場を活気づけた。一番競りに掛けられた47・1キロのメバチマグロは、過去最高となるキロ当たり8千円と、通常の5倍近いご祝儀相場で競り落とされた。19年初競りで記録した最高値のキロ単価7500円を上回った。 4日の総水揚げ量は約33トンで販売金額は税抜き2700万円だった。うちマグロ類が約30トンの水揚げ量を占めた。 初競りに先立って関係者が航海安全や豊漁を祈願した。県漁業協同組合連合会（県漁連）の上原亀一会長は「クロマグロの国際的な資源管理など、厳しい環境が続いている。課題解決に向けて取り組みたい」とあいさつした。【琉球新報電子版】

鹿児島県枕崎市では４日朝、遠洋でとれたカツオが水揚げされ、今年最初の競りが行われました。 枕崎漁港では４日朝、グアム近海で去年１１月にとれた鰹節用のカツオが、冷凍された状態で水揚げされました。そして、３４４トンが今年最初の競りにかけられ、威勢のいい掛け声が響く中、仲買業者が値段を書いた木の札を投げ入れ、カツオを次々にせり落としていきました。 重さ２．５キロ以上の冷凍カツオの４日の平均入札額は、１キロ当たり１６６．４円で去年を１４．３円下回りました。漁協では海外相場の下落が影響したと見ています。

三重県尾鷲市港町の尾鷲魚市場で４日、初競りが開かれた。タイやブリ、サバ、アジなどが次々と競り落とされ、昨年末以来、魚市場に活気あるかけ声が久しぶりに響いた。 近くの定置網にかかった魚が次々と尾鷲港に水揚げされ、魚市場に並んだ。この日は約２トン、約１５０万円の水揚げがあり、三重外湾漁協の長野規一理事（８０）は「魚の不漁が続き、昨年は特にスルメイカやサンマが不漁だった。今年はブリとカツオに期待したい」と話した。（連勝一郎）

気仙沼市魚市場では新春恒例の「初売り」が行われ１年の取り引きが始まりました。 気仙沼市魚市場には４日朝、仲買人などおよそ１５０人が集まり、今年１年の大漁と安全を祈願しました。そして今年初めてとなる入札が行われけさ水揚げされたメカジキなどが競り落とされていきました。 気仙沼市魚市場は去年、サンマとビンチョウマグロの不漁が響き、水揚げ額が１５４億円余りと前の年よりおよそ２割減りました。 市場では今年は２４年連続となる「生鮮カツオの水揚げ日本一」とともに水揚げ額の２００億円到達を目指します。 一方、仙台市中央卸売市場の花卉市場でも４日朝、業務開始式が行われ仲買人ら、およそ２００人が新年を祝いました。 その後、今年初めての競りが行われチューリップやスイートピーなど春咲きの花も一足早く取り引きされました。 ４日に取り引きされた花は、３０万本と例年の６割ほどにとどまりましたが、年末年始に好天が続いたた

氷見魚市場の初競りは４日、氷見市比美町の同市場であり、ブランド魚「ひみ寒ぶり」１７０本が水揚げされ、威勢のいい競り声で活気付いた。 昨年末から続く１０キロ超の大型が多く、次々と競り落とされた。県内のほか、都市圏の市場へも陸送された。１０００本を超えた昨年の初競りに比べると寂しい出だしとなったが、森本太郎氷見漁協組合長は「今後に期待したい」と話した。 今季の「ひみ寒ぶり」は昨年１１月２０日の出荷開始宣言から累計１万７７本となった。１万本は超えたものの、昨年の初競り時点の１万２６６２本より２５８５本少ない。 競りに先立ち大漁祈願祭と初市式があり、森本組合長、釣吉範氷見魚仲買商業協同組合長があいさつ。林正之氷見市長と堂故茂参院議員が祝辞を述べ、三本締めで一年の豊漁を願った。

水揚げされたマグロを品定めする市場関係者ら（４日午前７時４４分、千葉県銚子市で）　銚子漁港（千葉県銚子市）で４日、今年の初競りが行われ、水揚げされたマグロなどがずらりと並んだ。同漁港の２０１９年の水揚げ量は２８万トンを超え、９年連続日本一が確実で、新年早々から市場は活気づいた。 銚子市漁協によると、同漁港の１９年の水揚げ量は２８万３６５トンとなり、前年より約２万８０００トン増えた。一方、金額は約２７４億円で前年を約２１億円下回った。坂本雅信組合長は「夏から秋にかけて、近年高値で取引されているサンマの水揚げが少なかったことが原因の一つと考えられる」としている。 ４日はマグロやカジキなど約３６トンが水揚げされた。仲買人らは脂ののりなどを確かめた後、次々と競り落としていた。