不漁続きが一転して大漁に。200キロ近い巨大マグロが揚がりました。 クレーンでつり上げたのは人の背丈ほどある大きなクロマグロ。漁師が4人がかりで作業します。新潟県佐渡市の両津湾で水揚げされ、重さを量ると、なんと192キロ。シーズン中に1匹取れるかどうかの大物です。5月は不漁続きでしたが、今月8日は2カ所の大型定置網に380匹が入り、地元漁協は活気付きました。氷詰めの作業はマグロの数が多いため8時間ほどかかりましたが、すべて東京の豊洲市場に出荷されました。
青森県内の料理人で組織する「八戸日本料理業芽生会」(野呂裕人会長)は、八戸前沖で水揚げされる天然トラフグの料理を宅配する「福宅(ふくたく)」のサービスを八戸、青森両市内で実施している。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、恒例の「八戸前沖ふぐ福まつり」は通常開催を見送ったが、特別企画として宅配事業に乗り出した。芽生会のメンバーは「地元のおいしいフグを自宅で味わって」とアピールしている。 ふぐ福まつりは、八戸前沖のフグのブランド化や地産地消を目指し、2014年にスタート。今年も5、6月に開催予定だったが、感染拡大による外出自粛を受け中止し、企画の形を変えて宅配サービスにした。 今回は7店舗が企画に参加。八戸市内は割烹金剛、割烹銀波、ぼてじゅう、おはな、いとをかし、丹念の6店舗、青森市内は菜のはな。宅配はフグ刺し、てっちり、唐揚げなどのセットが中心で、価格やメニューは店舗によって異なる。八戸
川勝知事は「反省してもらいたい」と話しました。記録的な不漁が続くサクラエビ漁で禁漁区になっている駿河湾の奥で一部の漁船が操業していたことがわかり、県が情報収集を進めています。 <川勝平太知事>「しっかり反省されるところは反省して、エビを保護しながら漁獲をすると」 川勝知事が反省を促したのは記録的な不漁が続くサクラエビ漁についてです。県桜えび漁業組合によりますと、由比漁協の一部の漁船が5月22日、禁漁区で操業していたということです。操業していたのは富士市の田子の浦港沖で、産卵場の資源保護のために漁を自主的に規制しているエリアでした。 <県桜えび漁業組合 実石正則組合長>「いくら自主規制とはいえ自分たちで決めたルールを結果的に破ったことに本当に申し訳ない。本当によく自主規制を守ってくれた。こういう操業で報道が出て、本当に悲しいです。これだけがんばって、歯を食いしばって…情けないです」 由比漁港
宮城県の気仙沼港にある造船所跡地の海底から乗用車など4台が見つかり、27日朝、引き揚げられました。震災の津波で流され、沈んでいた車両とみられます。 車両が引き上げられたのは、宮城県気仙沼市浪板の造船所の跡地です。車両は、25日に造船所の解体工事にあたっていた作業員が、潜水中に深さ約9メートルの海底で発見しました。見つかったのは、乗用車と軽乗用車あわせて4台で、骨組みだけになるなど腐食が進んでおり、震災の津波で流された車両とみられるということです。警察は車内の捜索を行い、遺留品などがないか調べを進めることにしています。気仙沼市内では、5月4日にも津波で流されたと見られる軽乗用車が海底から見つかっています。
うなぎの蒲焼風かまぼこ「うな次郎」がさらに進化! これで十分 or やっぱり本物が良い……あなたはどっち? 一正蒲鉾は6月1日、ウナギの長焼きを再現した「すごーく長いうな次郎 蒲焼風かまぼこ」を発売します。夏季限定販売で、価格は498円(税抜)。 【別の商品画像を見る】 「うな次郎」は魚のすり身で作った蒲焼風かまぼこで、うなぎのほろっとした食感や皮目の質感までこだわって作られた商品。2016年に発売され、その再現度の高さが話題となりました。 今回の「すごーく長いうな次郎」は、これまでの“串焼き風”よりもさらに長く、うなぎを1匹開いたサイズに似せた“長焼き風”。パックにはタレと山椒も付いてきます。 500円でうなぎ風味が味わえる「すごーく長いうな次郎」、お手頃価格のこちらで十分なのか、それともやっぱり本物のうなぎが食べたいのか……ねとらぼ調査隊では発売前の期待度をアンケート実施中です。関連記
氷見市北大町の船大工、番匠光昭さん(74)に弟子入りした須藤聖一(しょういち)さん(28)=北海道出身=が初めて携わった和船が完成した。須藤さんは番匠さんから技術継承を期待されており「すべてが勉強。さらに精進したい」と意欲を燃やす。 (高橋幸博) 須藤さんはのこぎりの目立て職人として京都で活動していたが、目立てと同じく貴重な船大工の技術を継承しようと、2月下旬に氷見に移り修業を始めた。 今回の和船(全長6メートル)は番匠さんへの弟子入りを勧めた長崎県五島(ごとう)市の内科医、宮崎昭行(てるゆき)さん(67)が発注した2隻の内の1隻。船底の平らな部分が広く、漁具や魚を多く積める。かつて氷見でよく使われていたタイプで、須藤さんは船体のカーブを木材で組み上げる技法を含め製作を一から体験した。3月初旬から2カ月かけて完成した。 番匠さんは6~8月に残り1隻を仕上げ、2隻まとめて五島市に陸送する。来
県漁協西海支所(志賀町)の巻き網船の乗組員に今月、インドネシア人の技能実習生2人が加わった。いずれも昨年まで小木港のイカ釣り船に乗っていた経験者で、不漁で船が廃業したため、働き場所を求めて西海支所に移った。新型コロナウイルスの影響で、予定していた実習生8人の来日にめどが立たない中、コロナ禍の荒波を乗り越える貴重な戦力となっている。 新たに乗組員に加わったのは、ナスルルさん(21)とコエルル・アラムさん(21)。2人は2018年6月に来日し、石川県での生活は今年で3年目となる。イカ釣り船での経験があることから、西海支所の担当者は「船に慣れているし、日本語も流ちょう。頼もしい存在だ」と即戦力として期待する。 巻き網漁は6隻で船団を組み、サバやマイワシなどを群れごと狙う。2人は網の巻き上げや水揚げ後の魚の選別、漁具の修理などの作業を行う。近く出漁する予定で、ナスルルさんは「早く仕事に慣れたい」、
平戸市一帯でムラサキウニ漁が最盛期を迎えている。漁期は5月末まで。7月からはアカウニに移行する。同市大久保町の漁業、吉田芳一さん(62)によると、今年も例年並みの漁獲を見込んでいるという。 吉田さんは自宅近くの幸ノ浦漁港を拠点に、家族で漁をしている。水揚げしたウニは、同市崎岡町の平戸港そばで経営する食堂「あまちゃん」で6月半ばまで、「ウニ丼」(1日限定10食、2000円)として提供。吉田さんは「新型コロナウイルス感染症拡大で自粛が続き、ストレスがたまっている人も多いと思う。ウニを食べて、元気を出してほしい」と話している。 同食堂は当面、県内在住者限定で営業する。瓶詰め塩ウニも、6月半ばまで販売する予定。問い合わせは「あまちゃん」(電0950・22・3755)へ。
中国漁船で操業中に亡くなったインドネシア人船員の遺体が海に投げ入れられたとの報道を受け、インドネシア政府は14日、国連人権理事会に「水産業での人権侵害に注視するよう求めた」と発表した。 発端は、韓国のテレビ局・MBC(文化放送)による今月5日の報道だった。MBCが入手した映像は太平洋上で3月30日に撮影されたといい、漁船の甲板で男たちがオレンジ色の布に包まれた棺を抱え、海に投げる様子が映っている。 この報道についてインドネシアのルトノ外相が7日に開いた会見によると、中国漁船で働いていたインドネシアの男性船員が死亡し、3月に海に投げ入れられた。昨年12月にも同じ船で働いていたインドネシアの船員2人の遺体が、同様に海に沈められた。3人の死因は不明だが、中国人船長は「いずれも感染症にかかっていたため、他の船員の合意のもとで海葬にした」と説明しているという。 ルトノ外相は、駐インドネシア中国大使に
今春、天候不順で9日遅れで始まったサクラエビ漁。水揚げされたばかりの生サクラエビを楽しめる特別な季節を迎えたが、時期を同じくして新型コロナウイルスの感染が拡大。政府が緊急事態宣言の対象を全国に拡大するなど大きな動きがあった。サクラエビの都内の消費はコロナショックが直撃する外食産業が主軸を担ってきた。今季は特にお膝元である静岡県内での消費が頼みの綱ともいえるが、食べ慣れてきた県民でさえ、コロナ関連で家計の支出が増え、価格の高まりにためらいを隠さない。 従来なら、季節限定の「ソウルフード」の出現を楽しみにしている人も多い初売りの日。静岡市清水区のスーパーは、目利きの地元の主婦の目を引くような上質なサクラエビを仕入れ、パックに詰めて開店を待った。応援価格で無理をして利幅を薄くしているが、仕入れ値が高いため、40グラム入りのパックが400円、90グラムで800円ほどだ。開店早々、すぐ買い物かごに入
今シーズン、好調な水揚げが続いていた富山湾のホタルイカ漁に変化が起きています。 リポート「好調な出だしとなったホタルイカ漁は一転、漁師たちを悩ませているのはある魚だといいます」 午前3時すぎに四方漁港を出た船。漁師たちが沖合およそ1キロに仕掛けた定置網を引き上げると、そこには、お目当てのホタルイカではなく大量のマイワシが・・・。 漁師「ダメですね。いつもなら(ホタルイカで)いっぱいなる。イワシでだめ」 今シーズンは好調な出だしが続き、こちらの漁港では今月14日に7.5トンものホタルイカが水揚げされましたが、状況は一変、先週からマイワシの大群がホタルイカの網にかかるようになったといいます。四方漁港では近くに加工業者がいないことからマイワシを必要最小限のみ獲り、残りは再び海に戻すといいます。 今週からマイワシとホタルイカが混ざらないようにするため、浮いてきたホタルイカを専用のタモですくう方法に
震災からハードの復興が概ね整った岩手県の水産業を、水揚げの減少が襲っています。この不振を様々な工夫で乗り越え、街に活気を呼び込もうと奮闘する宮古市の水産加工会社の経営者がいます。 (2020年1月18日に配信した記事の再配信です) 2019年12月20日、宮古市魚市場。この日の水揚げは91トンと振るわず、中でもこの時期の主力、秋サケは記録的な不漁が続いていました。それに加えて…。 (共和水産専務 鈴木良太さん) 「スルメイカがほとんどないですね。これしかないですね。この時期はタンクで何トンも水揚げがあるんですけどね。これも2、3年前からこの定置網でスルメイカが獲れなくなりましたね」 宮古市内で主にイカの加工を行う水産加工会社共和水産の専務・鈴木良太さん(38)です。鈴木さんは、スルメイカの不漁に頭を悩ませています。 宮古市魚市場のスルメイカの水揚げの推移です。右肩下がり。減少傾向が続いてい
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